色々とリペイント系のアプリを購入してみて分かるのは、クオリティの高いアプリはそれぞれ独特の手法で何かを実現しているところ。
出来上がりの良し悪しは好みもありますが、大胆なタッチや細やかな手法が見る者を引き付けるのは間違いありません。
これは音楽にも言えることなので、勉強になりますね。

というわけで今のところ自分のなかで自信をもってお勧めできる写真を絵画調に変換するアプリはBest3を紹介します。
作例はiphoneSEのカメラで撮った写真のみ素材に加工しました。

Best3-Brushstroke

Brushstroke – Code Organa

この手のアプリでフィルター系はあまり良い結果を出さないと思ってたのですが、
Brushstrokは筆跡を絵にあった流れで表現することでリアルさを実現していると思います。
利用にあたっては、追い込み編集で少し時間がかかると思います。
逆に言えば暗い絵から鮮やかな絵まで追い込んでいけます。
今回はOilというプリセット名ではあるものの、アクリルの方が近いかなという気もします。

Best2-Waterlogue

Waterlogue – Tinrocket, LLC

元の絵の諧調段階に合わせて垂らし込みを行い、後で馴染ませていく…そんな様子をレンダリング中に見る事が出来るので、
非常に使用満足感が高いアプリです。
作例にある通り、鮮やかな色調に補正するので、元が平凡な写真ほど思った以上にクオリティが高くなる…
また濃淡と明暗をはっきり出すため、和風な風景写真に合いそうですね。
逆に細やかな表現は苦手です。

Best1-Autopainter-Preset Benson

AutoPainter – Mediachance

荒々しさと細やかさが同居した表現です。
こちらもレンダリングの様子を見ることが出来るので、使用していて楽しいです。
細部はつぶれ、具体的にみると?となりますが、これはいわゆる記憶表現に長けているとも言えます。

初めて見る者に対して、何が表現されているかを探らせながら伝える…
難解なようで、平易。
上手くバランスが取れて、かつ芸術表現にも耐えうるアプリだと思います。