さて、勝手な主観で紹介するコーナー。
今回はバッハ以前です。
■マルカントワーヌ・シャルパンティエ
修道女のためのスターバト・マーテル
続きは以下から
曲も素晴らしいのですが、この動画のシチュエーションをリスペクト。
ヴィオラ・ダ・ガンバを演奏しているサヴァールのディレクションは素晴らしい。
■カルロ・ジェズアルド
澄み切った明るい光より
貴族でマドリガーレ作曲家。
5声の絡みが綺麗ですね。
半音階を多様したこの感覚は日本人に合うかもしれません。
■ルッツァスコ・ルッツァスキ
Aura soave
当時はポリフォニーが主流でしたが、
ルッツァスキの曲で興味深いのはモノフォニーで官能的な音楽が多いこと。
以後オペラが興隆してくるのですが、その先駆けとも言えそうです。
ちなみにジェズアルドの音楽に敬意を払っていたそうです。
■マウリツィオ・カッツァーティ
チャコーナ
バロック時代の作曲家でシッカリとした和声のなかの牧歌的なメロディが印象的です。
ちなみにChristina Pluhar(リュート奏者)は古楽とジャズを組み合わせたり、
カウンターテナーのフィリップ・ジャルスキーとコラボなど興味深い活動をしています。
■アントン・アウフシュナイター
甘美なる和声の調べ
8曲からなるソナタ集です。
それぞれの曲には聖人を名を冠し、相対するような曲作りがされていています。
この動画曲は聖アンブロジウスですね。
伸びやかなで清澄な響きが美しいです。
■ヤン・ディスマス・ゼレンカ
聖三位一体ミサ イ短調より
個人的に一押し作曲家。
和声の安定感、旋律の美しさ、劇的な音楽表現、どれをとってもバッハとタメを張れると思います…
最近になって再評価されるようになってきましたが、なぜ歴史に埋もれてきたのか…
紹介したい作曲家曲が他山ほどありますが、今日はここまで。