アルバム制作も落ち着いてきたので、次のアルバム制作に入ってます。
実は力を入れて弦楽四重奏を書き進めていたのですが、思うところがあってほとんど破棄しました。
話は飛んで、ドイツレイクイエムでブラームスは「泣くものは幸いである。彼らは慰められるだろうから」という聖書の一節を歌詞に引用しています。
まさにこういう慰めの曲を弦楽四重奏で書きたい。

…とまあ前置きは置いておいて、自分メモ用に弦楽奏の沁みる曲をツラツラ貼っておきます。
普段は室内楽を聴かない人も必聴ですよ!

■ガブリエル・フォーレ
弦楽四重奏-2楽章

自分の葬式の時はこれを流して欲しい曲。
全楽章にわたって憂いと優しさに満ち溢れた傑作です。

続きは以下から

■モリス・ラヴェル
弦楽四重奏-1楽章

独特の郷愁と情熱。
ラヴェルらしさはあまり前面にはないのですが、整った構成の佇まいはラヴェルです。

■アレクサンドル・ボロディン
弦楽四重奏2番-3楽章(動画は2楽章から)

ボロディンらしい、ロシアの悠久の調べといった風情です。

■ピョートル・チャイコフスキー
弦楽四重奏1番-2楽章

「アンダンテ・カンタービレ」として有名な曲。
弦楽四重奏の中ではポピュラーな部類で、分かりやすい哀愁のメロディです。

■セルゲイ・ラフマニノフ
弦楽四重奏-ロマンス

ラフマニノフ=ピアノ猛者というのは正解ですが、室内楽でも名曲を多く残しています。
その中でも弦楽四重奏曲はあまり演奏される機会はありませんが、叙情的で伸びのあるメロディの美しさをゼヒ。

■レオシュ・ヤナーチェク
弦楽四重奏2番-3楽章

秘めた情熱といった始まりから途中からの高揚~そして昇華という流れに涙が出ます。

■ジャン・シベリウス
弦楽四重奏「親しき声」-3楽章

何というかシベリウス特有の「厳しさ」が感じられる曲。朗々と流れていく響きが美しい。

■フレデリック・メンデルスゾーン・バルトルディ
弦楽五重奏1番-1楽章

幸福の曲といった感じで、それが何故か泣ける…

■ヨハネス・ブラームス
弦楽六重奏2番-4楽章

名曲山のブラームスの中で1番好きな曲を選べと言われたらコレ。
何度聴いても美しさと、どこか懐かしい調べに胸を締め付けれます。

■マックス・ブルッフ
弦楽八重奏-1楽章

どことなくブラームスを思わせる牧歌的なメロディですが、ドラマチックな展開をします。
静かな曲の始まり方と、主題に最後帰ってきたときのカタルシスがたまりません。

…とキリが無いので、今回はここまでにしておきます。
次は合奏編でも。